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野良猫は減っているのか?

動物病院へ飼い猫を連れて行った時、

犬を連れた高齢のご婦人から「猫ちゃんですか?」と声をかけられて「そうです」と答えたら、「最近は、外で猫を見かけることも少なくなりましたね」と言われ、私は回答に困ってしまった。


見かけないと言われれば、

私が住んでいる区域では確かに見かけないから

「いやいや、全然いますよ」とは言えない。


しかし、保護猫活動をしていると

「あの地域はすごい」

「いや、こっちもやばい」

「うちの地区もすごい」

などなど情報だけは入ってくる。


だけど、私の住んでいる区域では

まったく見かけない。


この違いは何なのか。


古くから人が住んでいる地区と

比較的新しく開発された地区の違い?


不妊去勢されていない飼い猫が外に出てしまい、繁殖した結果?


「猫は外にいるものだ」という人が多いから?


「可愛いから」「可哀想だから」という安易な気持ちでエサを与える人がいるから?


考えれば考えるほど答えに困って

「そうですね」

としか言えなかった。


「見かけなくなった」と言っている人に

「いやいや、すごいいますよ。あの地域は

こーで、あっちはこーで、見かけないなんてとんでもない!」などと院内で力説しても伝わらないだろうし。

「見かけなくなった」地域は何かしら人の手が入っている場所なのだろうし。


自分もそうだけど、

人は、興味のない事は目にも耳にも入らない。

そこをどう興味を引けば、

不幸な外猫を減らして行けるのか。

蛇口を閉めるためには何が必要なのか。


考える日々が増えています。





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