
理想と現実の狭間で
- らむ @保護猫
- 2023年3月15日
- 読了時間: 2分
理想↓
保護した猫の初期医療を済ませて、
健康な身体にして譲渡。
素敵な飼い主さんに出会えて、
保護主も猫も幸せ!
現実↓
保護した猫を医療にかけたら病気発覚。
何とかして救いたい!
健康にして飼い主を見つけたい!
高い医療費を掛けて、疲弊していく保護主。
私の保護猫活動の始まりのキッカケとなった
野良猫、桃太郎。
糖尿病が分かり、
何とかしてあげたくて入退院を繰り返し、
結局は亡くなってしまったけど。
保護してからのたった2ヶ月で医療費は30万円弱かかった。
桃太郎は多分、捨て猫。
去勢されていて、さくら耳ではなかった。
人が好きで、そして「ありがとう」と全身で伝えているように頭を擦り付けてきた。
桃太郎の話をしながら、
「野良猫を助けるために寄付を募っている人もいるんですよ」と話したある人から言われた言葉。
「だって好きでやってるんでしょ?
ボランティアなんだし。
それならお金かかってもしょうがないじゃんって感じ」
なんだか悲しかったと同時に、
そういう考え方の人もいるのだと知り衝撃を受けた。
桃太郎以降、保護に携わった猫は幸いにして
猫風邪やウイルス性の眼病程度で済んでいる。
それでも医療費はそれなりにかかる。
今も仲間の保護している猫が医療費が莫大に掛かる病気になっていたり、もしかしたら病気かも知れないと検査を受けている猫がいる。
好きでやってるんでしょ?
ボランティアなんだから。
その言葉は、棘のように突き刺さっている。
だけど、私は人も猫も何とかしたい。
少しでも理想に近づけるように。
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