
野良猫は減っているのか?
- らむ @保護猫
- 2023年3月9日
- 読了時間: 2分
動物病院へ飼い猫を連れて行った時、
犬を連れた高齢のご婦人から「猫ちゃんですか?」と声をかけられて「そうです」と答えたら、「最近は、外で猫を見かけることも少なくなりましたね」と言われ、私は回答に困ってしまった。
見かけないと言われれば、
私が住んでいる区域では確かに見かけないから
「いやいや、全然いますよ」とは言えない。
しかし、保護猫活動をしていると
「あの地域はすごい」
「いや、こっちもやばい」
「うちの地区もすごい」
などなど情報だけは入ってくる。
だけど、私の住んでいる区域では
まったく見かけない。
この違いは何なのか。
古くから人が住んでいる地区と
比較的新しく開発された地区の違い?
不妊去勢されていない飼い猫が外に出てしまい、繁殖した結果?
「猫は外にいるものだ」という人が多いから?
「可愛いから」「可哀想だから」という安易な気持ちでエサを与える人がいるから?
考えれば考えるほど答えに困って
「そうですね」
としか言えなかった。
「見かけなくなった」と言っている人に
「いやいや、すごいいますよ。あの地域は
こーで、あっちはこーで、見かけないなんてとんでもない!」などと院内で力説しても伝わらないだろうし。
「見かけなくなった」地域は何かしら人の手が入っている場所なのだろうし。
自分もそうだけど、
人は、興味のない事は目にも耳にも入らない。
そこをどう興味を引けば、
不幸な外猫を減らして行けるのか。
蛇口を閉めるためには何が必要なのか。
考える日々が増えています。
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